こんにちは
パル家の主 パルです
昨年、B型肝炎給付金訴訟の相談を弁護士に相談したときの話をしたいと思います
私は18歳の誕生日前に
- なんだか全身がだるい
- 食欲がなく、食べると気持ち悪くなり吐く
- 体があきらかに黄色い(黄疸)
- 眼球が黄色くなる(黄疸)
という症状が出始め
このままでは、「誕生日の外食やケーキが楽しめないな~」
っと思い、一番家に近い総合病院に検査に行きました
検査結果、急性B型肝炎になっていて、即日入院となってしまいました
外食やケーキどころか、家に帰ることもできなくなってしまい
最悪の誕生日となってしまいました
B型肝炎になる原因
B型肝炎ウイルスの感染経路は血液感染で
ウイルスが含まれる感染者の血液、体液が、他人の体に入りこむことで起こります
- 輸血や注射器の使いまわし
- 出産後に起きる母から子へ
- 皮膚の傷などから
- 感染者の血液が入る
- 感染者との性行為
当時の私は未成年で特に原因に深く追求することはなく
入院も1か月程度すれば完治するということで
なってしまったものは仕方ないという感覚で特に深く考えていませんでした。
治療後の生活
治療後、ウイルスが完全に体内からなくなることはないのですが
日常の生活で特に注意することはなく、病院に受診する必要もなければ
他人に感染させる心配もないです
また、献血も普通にしてもいいという事でしたので
入院当時や少し大きなケガをしたときに輸血などをしていただいていたので
献血を意識的に定期的に行っていました
ある日、日本赤十字社からの通知がきました
現在のあなたは、過去にB型肝炎ウイルス(HBV)に感染したことがあるが
現在は治っている状態です。健康上の心配はありませんが
今後の献血はご辞退お願いします・・・
ちょっとというか、かなりショックでした・・・
2017年に新しく基準が改訂したらしいです
過去にB型肝炎ウイルスに感染した人の肝臓中にはB型肝炎ウイルスが
残存している場合があり、現在、血液中にB型肝炎ウイルスが検出されていなくても
思い病気にかかり免疫抑制の状態になると、まれに「肝臓に潜んでいたB型肝炎ウイルス
が再び活性化し、増殖を始める」ことが知られています
普通に考えて、だれでも、輸血を受けるなら完全に健康体の血液が一番
ショックですが素直に受け止めて今後の献血を辞退しています
B型肝炎の事を思い出したタイミングでちょうどCMやネット広告で
B型肝炎給付金の広告をみるようになりいままで気にしていなかった
自分の感染経路に興味がでてきました
厚生労働省のHPなどを調べてみたところ
対象者に該当するようなのでまずは、一度相談しようと思いCM先の弁護士事務所に連絡しました
相談したところ着手金無料で完全成功報酬ということを2回ぐらい念押しで確認したと思います
とにかく、一度いろいろ調べてもらおうを思い契約を進める事にしました。
B型肝炎給付金とは
幼少期に受けた集団予防接種等で注射器が連続で使用されたことによって
B型肝炎ウイルスに持続感染したとされる方々が国にたいして損害賠償を求めて
集団訴訟(B型肝炎訴訟)を起こしました。
その結果、国と原告の間で基本的な合意がなされました
今後提訴する方への対応も含めた全体の解決を図るため
法に基づく給付金等を支給することになりました
B型肝炎給付金は集団訴訟を起こしてくれた
汗と涙の結晶です。ぜひ、対象の方は利用していただきたいです
7歳になるまでに、
厚生労働省のHPから抜粋
集団予防接種等(昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に限る)
の際の注射器の連続使用により、B型肝炎ウイルスに感染した方と、
その方から母子感染した方(これらの方々の相続人を含む)に対して、
病態に応じ50万~3600万円等をお支払いするものです
私は昭和52年生まれなので対象になると思いまずは相談することにしました
詳しい概要は厚生労働省のHPへ↓
依頼から解決までの流れ(すべて電話で解決)
- 電話相談
- 給付金の対象になるかまずは過去の経歴などを相談する
- 資料収集
- 血液検査(本人+父親+母親)検査費用は病院にもよると思いますが私の場合約1万円でした。
- 戸籍謄本(本人の本籍地を知るため)
- 小学校の卒業証明書(集団予防接種は小学校で行ったため在籍確認)
- B型肝炎と診断していただいた病院のカルテ
- B型肝炎の診断書
- 血液検査等の領収書・明細書(和解が成立した場合、検査費用も一緒に支払われる)
- 母子手帳
資料収集に関しては、電話相談終了後
契約書等が送られて来るので
すべての契約書等書類にサインをして、本契約をした後に
誰でも手引書の通りにすれば問題なく各資料請求ができる手引書が送られてくるので
スムーズに資料収集をすすめることができます。
私の場合は、証拠不十分で提訴までこぎつけることができなかったので案内がここまでなのですが
資料等をそろえるのは約4か月ほどかかりました。
- 証拠等がそろい次第、担当弁護士によって訴状一式の作成
- 訴訟開始 約10か月~約2年(目安)
- 資料の追加指示があった場合、もう一度資料収集
- 和解案について協議
- 和解成立後 給付金請求の手続き
- 和解金請求
- 和解金支給 約2~3か月
というながれのようです。和解金をいただくため早くて1年。遅くて2年ぐらいかかるイメージですね
長い闘いになりそうですが、やる価値は十分にあると思います
証拠不十分になった点
私がB型肝炎になったのは18歳の頃
昨年入院先の病院に問い合わせてをしたので24年が経過していました
しかも、地元沖縄を離れて、現在三重県に移住して15年目になります
病院のカルテの保管期間は5年間らしく
もうすでに、入院をした病院にはカルテは残っていませんでした
実家にも当時の領収書や入院していた証拠になるようなものはすでに無く
B型肝炎という証明は記憶としては残っていますが
物質的証拠としては、なにひとつ残っていない状態でした
そこで、最後の望みとして
私は、日本赤十字社に連絡を取り
B型肝炎ウイルス感染を調べた検査項目などの資料をすべて開示していただくように要請して
その開示した証拠を提出させていただきました。
日本赤十字社の電話対応もそうなのですが
開示は各都道府県の最寄りの日本赤十字社に直接いかないといけないのですが
とても、気持ちよい対応をしていただきました。
結果ダメでした。
まとめ
この記事を読んでいただいてくれている方は、
過去にそして、現在B型肝炎のキャリアをもっていて
給付金の対象者だが、弁護士に依頼するのを少し迷っている方だと思います
私の体験が少しでも迷っている方に後押しできればと思い書いてます。
私の場合は証拠不十分で給付金対象から外れてしまい、
給付金を受け取ることはできませんでしたが
担当の弁護士さんは全力でサポートしてくれました。
逆にいろいろサポートしていただいたので申し訳なかったです。
契約が終了して、いままで提出していた資料なども契約終了の書類と共に戻ってきました
追加費用という形で費用なども発生することはなく完全無料でした。
ただ、検査費用などは、本人と父親分が和解が成立した場合のみ支払われます
なので今回私の検査費用は戻ってきません
ですが、検査費用約1万円でいろいろ勉強させていただきました。
弁護士絡みの案件となると、あまりいいイメージがないので
今回はすごく勉強になったし、いい経験になりました。
ぜひ、対象期間に集団予防接種を受けた方で
ある日突然B型肝炎になってしまったという方は
B型肝炎給付金に相談だけでもトライしていただきたいです
日常生活に影響はないにしろ、心の不安はとれません
給付金をいただき、すこしでも心のケアになればいいとおもいますので
一人でも多くの方が給付金を手にすることを願っています
最後まで完結していないので、途中経過までのサポートまでしかできませんが
気軽にコメントいただければ、できる範囲でお答えさせていただきます
誰かの後押しができたのであれば幸いです
パル家の主 パルでした